8/21/2006

文明の衝突

by Samuel P. Huntington  サミュエル・P. ハンチントン

●文明の衝突   集英社 1998年  Go! Amazon.co.jp

初めて Samuel P. Huntington の本を読んだのがこの本でした
イデオロギーの崩壊後の文明によってのグループわけ
日本だけ どこにも属さない 特殊な国 と言うのにとてもうなずけました
1991年の ユーゴスラビア 解体の後の
クロアチア紛争 ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争 コソボ紛争など
民族(宗教)対立に根づいている と思ってましたので夢中で読みました
そして 背がさむくなるような思いが残りました
市民戦争と言われていた 北アイルランドの宗教問題 など知っていましたが 
東西冷戦の時代の象徴 ベルリンの壁が崩壊して行くのを 
壁の悲劇を知っている世代だけに歓喜を持ってみていましたが 
でも その先が ユーゴスラビア だったのです
そして・・・ルワンダ
そして・・・2001年9月11日が来るとはこの時は考えもしませんでした

● 分断されるアメリカ  集英社  2004 年  Go ! Amazon.co.jp

2001年9月11日から現在まで 世界がこんなに変るなんて
2002年春からのアフガン(アルカイダ)攻撃 そしてイラク攻撃

アメリカは今 世界から孤立しはじめている
文明の衝突後出版されたのが この本
なんだか彼の分析どうりになって行くのが 怖い