世界の写真家
重森弘淹 著 ダヴィッド社
1965年初版から版を重ね たぶん16・17版され出版されていると思います
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写真の歴史130年と28人の写真家について書かれています
著者の重森弘淹さんの人脈がすごくて 他の評論家が知らない (書けない)
日本を訪れた巨匠写真家の面々の話が載っています
先日確認したいことがあって ページを開いたのですが 買い求めた時 (たぶん20年くらい前) には 気が付かなかった 重森弘淹さんでしか書けない 写真家についてのことがらが新鮮でした
William Klein が NewYoke に続いて Rome を出版 Moscow 撮影の後 Tokyo を撮影に来日し出版されたのが この本の書かれた頃で 時代が戻ったような気持ちになり再び夢中で読み返していました
まだまだ 写真の持つ力が ストレートに伝わる 最後の時代に書かれた一冊なんだと感じました
目次:
第①章 南北戦争と辺境開拓のドキュメント-アメリカ初期の記録写真家たち-
Mathew Brady
第②章 芸術としての写真の系譜-絵画的写真の変遷-
Alfred Stieglitz / Edward Steichen / Ansel Adams
第③章 写真のアバンギャルド時代
Eugene Atget / Edward Weston / Laszlo Mohly-Nagy
第④章 フォトキャンペーンノ展開-FSAドキュメンタリー運動-
Dorothea Lange
第⑤章 グラフ・ジャーナリズムの誕生-「ライフ」の写真家たち-
Margaret Bourke-White / Alfred Eisenstaedt / Carl Mydans / Andreas Feininger
第⑥章 フォト・ドキュメンタリストのエリートたち-マグナム集団の活躍-
Henri Cartier-Bresson / Robert Capa / David Seymour (Chim) / Werner Bischof /
W. Eugene Smith / Philippe Halsman / Ernst Haas
第⑦章 現代新鋭写真家たちの動き-写真前衛のうごき-
William Klein / Robert Frank
第⑧章 現代のファション写真家-はなやかな写真家たち
Cecil Beaton / Irving Penn / Richard Avedon
第⑨章 いく人かの異色写真家-写真界のさむらい-
Brassai / Robert Doisneau / Rolf Winquist / Ylla